Fine Arts

SVA(大学院) ファインアート合格 Mahoさん

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MAHOさん 


2019年度 (FALL)

School of visual arts


大学院 Fine Art (ファインアート)科大学院入学

·       今、どのような暮らしをしていますか?(ルームシェア等)

ブルックリンでルームメイト6人とルームシェアをしています。

  

·       また、どのように今の住まいを探しましたか?

仲介料を節約したかったのと、自分の目で物件やルームメイトの雰囲気を掴みたかったので、住まいは現地に着いてから探しました。あらかじめ各地域の特徴と物件探しに必要な日系と現地の掲示板だけ調べてからニューヨークに来ました。到着してからは目星をつけた地域の宿に10日ほど滞在し、たくさん連絡をとって内見に行き今のお家を見つけました。 

 

·       ニューヨークに初めて住んでみて、数ヶ月が経った今、ニューヨークの印象を教えてください。

自分から積極的に主張して求めれば応援してくれる人や協力してくれる人がとても多く、日本にいた時より人の温かさを実感しています。また、治安の度合いが東京に似ていると思います。

 

·       生活の中でニューヨークならではの良い点と悪い点を教えてください。

 良い点は街全体が生きていてエネルギーに満ちている事。アートも食も暮らしも幅広く色んな物が図鑑みたいにぎゅっと集まっている事。強い意志を持ってニューヨークに来る人が多いので、共に刺激し合い頑張る仲間がたくさんできる事。

悪い点は物価が高い事。


·       P.I.Art Centerに通っている間の生活スケジュールなどはどのようでしたか?

大学院進学コースの時は週に授業が4コマ、内2コマが個人授業でした。授業以外の時間はコースのスタジオが24時間週7日使えたので、出願までは休みなくそこで毎日制作をしていました。

 

〜受験を終えて〜

·   P.I. ART CENTERに入学したのは何時頃ですか? また、どのくらいの期間いましたか?

私は7月に入学をし、翌年の4月まで10ヶ月間PIにお世話になりました。7月から12月末まで大学院進学コース、1月からはIntroコースに切り替えて授業を受けていました。

 

·   なぜ留学を志しましたか?P.I. ARTCENTERを知ったきっかけは何ですか?

自分が学びたい環境が海外にしか無かったので留学を志しました。日本の美大を卒業した後進学を決意し一時は日本の大学院も目指したのですが、専攻によって学ぶ領域がかなり絞られてしまい、作品によって表現方法が異なる私が「ここだ」と思える学校がありませんでした。そこで海外の大学院を調べ始めた所、専攻をまたいで授業を受けられる学校が多く、ジャンルの垣根を超えた表現や、専攻を一つに絞らない事を推奨する学校がたくさんある事を知りました。進学するならこういった環境しかないと思い、留学を決意しました。

美術留学に関してネットで調べていた時にP.I. Art Centerを知りました。以前から小さい頃に住んでいたアメリカに戻りたいと思っていたので、アメリカの美大の合格実績が高く、英語で美術を学ぶ事ができ、入試に必要な推薦文を書いていただけるPIへの入学を決めました。

·   P.I. ART CENTERに通っている間の生活の流れはどのような感じでしたか?またその間、不安や不満などはありましたか?

ファインアート専攻の多くの学校は1月の上旬から中旬が出願の締切なので、そこから逆算をして大まかなスケジュールを立てました。12月までは作品制作(毎月1~2作品を制作)と志望校の情報集めを、12月と1月は制作をしつつ文章と写真編集、ポートフォリオのバランスを整える事を中心に行っていました。出願後は面接の準備をして過ごしていました。本当に目が回る忙しさで常に満身創痍でしたが、作る事が心底楽しく辛い時でも毎日が充実していました。この上なく濃密で幸せな時間を過ごせるよう支えてくれた家族、PIの皆様、友人には本当に感謝しています。

不安だった事と言えば、1月の頭まで作品数が足りていなかったので、ポートフォリオが間に合うのか常にヒヤヒヤしていました。また、出願校全ての合否が分かるまでは生きた心地がしませんでした(笑)。ですが同じ立場で頑張っている生徒や、全力でバックアップして下さる先生とスタッフの方々がいたので、とても心強かったです。

 

·   PI ARTCENTERではどのような事をしましたか?

【作る】作品制作・ポートフォリオの作成(作品の撮影、写真編集、バランス調整)

【書く】エッセイ・キャプション

 

·   また、受験するにあたり、何に一番苦労しましたか? 

作品数が全然足りていなかったので、ハイペースで制作しなければいけない事がとても大変でした。

どんなに急いでも一月に出来る作品は1つか2つが限界。時間が無いのに作りたい作品は時間を要するものばかり。楽しくてしょうがないのに時間だけが足りない。そんな葛藤の連続でしたが、「受験のための」作品は例えポートフォリオが間に合わなくて不合格になっても絶対に作りたくないと再確認してからは、とにかくギリギリまで作り続けました。先生方やスタッフの方々に幾度となくご迷惑をおかけし、ハラハラさせてしまいました。それでもいつも助けてくださった皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

·   P.I.ART CENTERでは、実際にどのような授業を受け、ポートフォリオを作っていきましたか? また、役に立ちましたか?

私は個人授業2コマ、ポートフォリオ制作の授業1コマ、写真の授業1コマを受けていました。4つの授業全てで満遍なく作る事と書く事を行っていました。具体的には、

【作る】

作品制作と作品の撮影は基本的に授業時間外で行っていました。授業では準備してきた作品のコンセプトに関して話し合ったり、フィードバックやアドバイスを受けてから修正を加えたりしていました。また、写真の授業では作品の見せ方や編集の仕方に関してとても丁寧に教えていただきました。基本的に入学時期や出願時期、バックグラウンドが様々な生徒が一緒に授業を受けるので、自分が必要としている事と自分ができる事を積極的に主張すると、求めている事に全力で答えて下さる熱心な先生方ばかりでした。

【書く】

文章は主に個人授業で見ていただきました。あらかじめ書いてきたエッセイや各作品のキャプションに関して話し合ったり、添削をしていました。日英の文章の書き方の違いや、英語での文章の見せ方を教えていただきました。時間をかけて何度も書き直す事が作品への自身の理解を深め、ブレているように見えた作品の数々の共通点を見つける事が出来ました。書く事が徐々に制作する時のコンセプトと連動していき、芯が見つかる事でその後の制作や面接対策がスムーズに行えました。書くことが苦手な私に辛抱強く付き合ってくださり、書くことの大切さを教えていただきました。

特に個人授業でお世話になったアーティストの先生に出会わずして合格は成し得なかったと思うので、本当に感謝してもしきれません。授業では作品の方向性に指示を出すわけではなく、自ら決断をして納得出来るように導いて下さいました。また、毎週時間をかけて話す事が出来たので、言葉では説明しにくいニュアンスを伝える事が出来たり、学部の時から悩んでいた自分が制作をする上での核の部分をちょっとずつ理解できるようになりました。日本の美大にいた時から悶々と作れない事が続いていたのですが、その状況を打開出来るきっかけを下さった先生に出会えた事は、今後アーティストとして生きていく上でかけがえのない宝物です。


·   英語はどのようにして勉強しましたか?

私は机に向かって勉強ができないタイプなので、聞く事と喋る事に重点を置いて学びました。子供向けアニメなどの単純なストーリーの番組を、英語で字幕を付けずに理解できるまで反復して観る事を行っていました。ストーリーが複雑な番組や映画は英語の字幕を付け、分からない単語が出る度に調べ、字幕なしで観れるまで繰り返して観ていました。セリフを覚えるまで観ると自然と言葉の数が増え、さらにそれを日常生活でも使う事で(日本にいる場合は鑑賞しながら登場人物に被せてブツブツ呟く)生きた言葉として身につくと感じています。

TOEFLに関しては内容を理解する事より、コツを掴む事に力を入れました。また、必要な点数は取ってからニューヨークに来ました。その他事務手続きや各種証明書の翻訳なども日本にいる間に行うと留学中はアートにどっぷり集中でき、気持ちにも余裕が生まれると思います。

 

·   これから留学を志す人へのアドバイスなどはありますか?-

もし留学をするかしないかで悩んでいるのであれば、私はこのタイミングで留学する事はおすすめしません。なぜなら弱気になっている時、その迷いは追い討ちをかけたり甘えの原因になるからです。留学をフル活用するためにも、焦る事なくしっかり納得するまでしつこく悩みきって下さい!環境が変わっても結局は全て自分次第です。だからこそ、悩みぬいて決めた覚悟があれば留学は怖いもの無しです!その覚悟は必ず自分を大きく成長させ、実り多い留学の原動力となってくれます。パッションとても大事!


.   最後に将来の夢、やりたい事を教えてください!-- 

死ぬまでアーティストとして自分の作品を作り続ける事!



Brooklyn College ファインアート科 大学院合格 Azukiさん

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Azukiさん

 

2017年度

Brooklyn College

大学院 Fine Art科 入学

 

 

 

 

·   P.I. ART CENTERに入学したのは何時頃ですか? また、どのくらいの期間いましたか?

入学したのは2016年の夏頃です。 ポートフォリオ制作とTOEFLの授業を受けながら大学院への願書提出の準備をするために、翌年の2月まで通いました。その後一旦TOEFLだけに重点をおきたく、語学学校に通いました。そして11月に再びP.I に戻り、願書のためのポートフォリオ制作を2月まで指導してもらいました。

 

·   なぜ留学を志しましたか?

大学受験の頃から留学には興味があり、日本の美大に通いつつ短期留学などもしていました。自分の技術や表現力を養いながら経験したことのない様々な新しい刺激を得るためにはもっと広い視野で世界を観てみたかったからです。

 

·   P.I. ART CENTERに通っている間の生活の流れはどのような感じでしたか?またその間、不安や不満などはありましたか?

午前から昼過ぎにかけてTOEFLの授業を受け、その後アートの授業まで英語の復習や予習をしたり、スタジオで制作を進めていたりしていました。

スタジオが24時間使えるので時間を気にせず夜遅くまで制作することが出来ました。不安は確かにありましたが、周りの仲間や先生たちのサポートもあり助けられながら乗り越えることが出来ました。

 

·   PI ARTCENTERではどのような事をしましたか? また、P.I. Art Centerはどんなところでしたか?

大学院の願書提出に必要なポートフォリオ制作とそのアドバイスや指導を先生方から受けていました。P.I はとてもホーム感がある温かい場所でした。受験を控え焦りや不安もある中、周りはピリピリとした緊張感はなく、とても親しみやすいスタッフの方々や先生方のお陰で私も含め生徒たちは伸び伸びと制作することが出来たと思います。授業以外でも先生のスタジオに見学させてもらえたり、展示や美術館に連れて行ってもらいました。NYで活躍する現役のアーティスト方や美大講師から直接聞ける意見や体験はとても貴重な時間でした。

 

·   また、大学院に受験するにあたり、何に一番苦労しましたか? 

一番苦労したのは願書に必要なTOEFLの点数を取る事でした。元々英語はあまり得意な方ではない上に、NYに来るまでは一度もTOEFLを受けた事がなく、どんなものなのかさえも分からないところから始まったのでかなり時間をかけて苦労しました。しかし今となってはその時期は大学院で学ぶための基礎的な語学力を身につける上で大切な過程だったのだと思えます。

 

·   ポートフォリオを制作するのにどのくらいの期間が掛かりましたか?

日本の美大に通っていた頃からポートフォリオの制作はしていたのでそこに更に何点か新しい作品を加えるための制作とより良い見せ方を先生方の指導のもと約3ヶ月にわたり制作してきました。

 

·   P.I.ART CENTERでは、実際にどのような事が役に立ちましたか?

日本とは少し異なるポートフォリオの見せ方や授業の流れを教わりながら、いかに自分の作品を上手くプレゼンテーションしながらアピールしていくかということを学ぶ事が出来ました。また願書提出に必要な志望動機書も細部にわたりアドバイスや指導をしてくれました。先生からの推薦状も頂くことが出来てポートフォリオ制作だけではなく幅広い範囲でサポートしてもらいました。

 

·   英語はどのようにして勉強しましたか?

初めはP.I でTOEFLコースを受講し基礎を学んだ後、制作を一旦控え語学学校や個人授業で集中的に勉強しました。

 

·   これから留学を志す人へのアドバイスなどはありますか

右も左も分からない言葉も通じない場所で新しく何かをスタートすることは簡単なことではありませんが、国境を越えた刺激的な同志や素晴らしい指導者の方々との出会いは人生の中でとても貴重な経験だと思います。少しでも留学に興味があるのならば不安がらず、是非とも積極的に行動に移してほしいと思います。

 

·   また、将来の目標や夢など教えてください!

今秋から始まる2年間の大学院生活ではNYでアートを学びながら自身の表現方法をより深く模索していきたいです。留学してからの経験が私の制作に大きな影響を与えてくれました。これからもそうあり続けると思います。日本人アーティストとして自分の作品を様々な場所でアウトプットしていけたらと思っています。

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SVA(大学院) ファインアート合格 Sayaさん

Sayaさん

 

2016年度

SCHOOL OF VISUAL ARTS

MFA Fine Art学部入学

 

Question1

· 今、どのような暮らしをしていますか?(ルームシェア等)

マンハッタンイーストビレッジにアパートを借りています。ルームシェアなどはしていないです。


· また、どのように今の住まいを探しましたか?

当時はニューヨークに来たばかりで右も左も分からない状態だったので、地道にStreetEasyというサイトで見つけた物件を一軒一軒見せて貰い、今の所を探しました。

 

· ニューヨークに初めて住んでみて、数ヶ月が経った今、ニューヨークの印象を教えてください。

日本は東京出身ですが、そこまで変わらないという印象です。着いたばかりの頃(約2年前)はどこもかしこも見覚えがなく、悪いところばかり見えてきて不安しかありませんでしたが、さすがに2年も経つと特にマンハッタンはよく練り歩きましたので最早庭のような感覚です。むしろ東京よりも地図は分かりやすく、歩いているだけで楽しいので飽きません。

 

· 生活の中でニューヨークならではの良い点と悪い点を教えてください。

地下鉄がいくら乗り継いでも一定料金なところは本当に助かります。人間の適当さは、良くも悪くもありますが私は割と好きです。

悪い点はとにかく街が不衛生なところと、物価の高さです。あと地下鉄の気まぐれさには未だに予定を狂わされます。基本的に信用できる交通手段は己の足のみです。

 

· P.I. ART CENTERに入学したのは何時頃ですか? また、どのくらいの期間いましたか?

授業のある日は基本的にずっとPIにいてポートフォリオ作りをしていました。1日何も授業が入っていない日などはギャラリーを見に行ったり、適当に街を歩いたりしました。

 

 

Question 2 受験を終えて

 

·   P.I. ART CENTERに入学したのは何時頃ですか? また、どのくらいの期間いましたか?

2015年の5月頃から、約1年間お世話になりました。

 

·   なぜ留学を志しましたか?P.I. ARTCENTERを知ったきっかけは何ですか?

アメリカへ留学へ行きたいとは卒業前からずっと考えていたので、日本の美大を卒業後すぐにニューヨークへ来ました。

PIは大学院へのポートフォリオ制作についてどうしようか、インターネットで検索したときに一番にヒットしたので知りました。

 

·   P.I. ART CENTERに通っている間の生活の流れはどのような感じでしたか?またその間、不安や不満などはありましたか?

入学してすぐは周りに大学院進学を目指す生徒があまりおらず、不安もありましたが、時が経つにつれスタジオに生徒も増え、ともに頑張る仲間がいることでとても勇気づけられました。

 

·   PI ARTCENTERではどのような事をしましたか?

作品作り、エッセイを中心に大学院受験に向けて準備していました。

 

·   また、受験するにあたり、何に一番苦労しましたか? 

作品は勿論ですが、何よりエッセイが一番時間がかかったと思います。日本語でも苦労するものを、違う言語で如何に自分の思っている通りに伝えることができるか、多くの先生に手伝って頂き完成させることができました。

 

·   P.I.ART CENTERでは、実際にどのような事が役に立ちましたか?

大学院を卒業し今アメリカで成功されているアーティストの先生や、同じ夢を持つ友達、たくさんのコネクションを作ることができ、情報交換や大学院のオープンスタジオ、ギャラリーなどに共に足を運んだりしました。

 

·   英語はどのようにして勉強しましたか?

PIでのアメリカ人の先生とのマンツーマンのセッションがかなり英語の勉強になりました。

 

 

·   これから留学を志す人へのアドバイスなどはありますか?-

 海外で、しかも受験をするとなると不安もたくさんあると思いますが、得るものは確実にたくさんあります。頑張ってください!

SMFA(大学院)合格 Y.Oさん

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Y.Oさん

 

2012年度

SMFA (School of Museum Fine Arts Boston)

 

Master of Fine Arts (大学院)入学

 

 

 

 

 

  • P.I. Art Centerに入学したのは何時頃ですか? また、どのくらいの期間いましたか?

4月頃に入学し、出願が終わる翌年の3月くらいまでいました。

 

  • なぜ留学を志しましたか?P.I. ArtCenterを知ったきっかけは何ですか?

もともとニューヨークでアーティストとして活動していたのですが、ある事をきっかけに大学院に興味を持ちました。そして出願にあたって一人では色々と不安な面があり、困っていたところ、たまたまニューヨークで広告を見つけたのがきっかけでした。

 

  • P.I. Art Centerに通っている間の生活の流れはどのような感じでしたか?またその間、不安や不満などはありましたか?

当時、まだTOEFLが取れていなかったので、英語に関しては特に不安でした。生活に関しては、PIアートセンターに入る前に一年ほどニューヨークに滞在していたので、問題はありませんでした。平日は毎日P.Iに行き制作し、TOEFL取得に向けて努力する日々で、週末はクラスメイトと過ごしたり、ニューヨークの有名な美術館やギャラリー巡りなどをしてアートの勉強そしてそこから来る刺激を楽しみました。

 

  • PI ArtCenterではどのような事をしましたか?

自分は大学院志望だったので、基本的には個別指導で色々な先生に作品やポートフォリオについて、しっかり指導してもらいながら、PIアートセンターで作品を描いてポートフォリオを強化しました。

 

  • P.I.ArtCenterに行ってみて、実際にどのような事が役に立ちましたか?

役に立ったというより、行ってよかったと思ったのが、同じ時期に留学していた仲間たちに出会えた事だと思います。もちろん、アメリカのアート大学進学に向けての準備に関しては徹底してもらえたので助かりましたが、それ以上に強い志を持った人たちに出会えたのは大きかったです。PIアートセンターを卒業してから3年ほど経ちましたが、今でもニューヨークにいる皆で集まり、頻繁に近況報告をしています。そしてまた、ニューヨークにいる他のPIアートセンター卒業の方々とも自然と繋がる環境ができているので、この大きなコミュニティーに入れることは、今後、アーティスト活動していく身として、とても心強く感じています。

 

  • また、本校で何に一番苦労しましたか?

入った当初は先生とのコミュニケーションに苦労しました。思っている事や、自分の作品について上手く説明ができずに終わってしまう事も多々あり、それがストレスに感じることが多かったです。しかし、諦めずに伝えようとすれば、先生方は耳を傾けてくれたので、段々と自信がつき、完璧とまでいきませんでしたが話せるようになっていきました。

 

  • 英語はどのようにして勉強しましたか?

P.IアートセンターのTOEFLのクラスでまずみっちり基礎やコツを学び、その後は英語の勉強が凄く苦手だったので、自分の興味のあるコラムやニュースを毎日読んだり、レクチャーを聞くなどして英語に慣れていきました。

 

  • これから留学を志す人へのアドバイスなどはありますか?

もし留学、大学進学に興味があり悩んでいるのであれば、まずP.I.アートセンターのスタッフにコンタクトを取り、自分の大まかな目標を聞いてもらうと良いと思います。スタッフはとても気さくな方で親身になって相談に乗ってくれるので良いアドバイスが聞けると思います。

そして、人の話やインターネットを駆使し、念入りに学校やその留学する地域についてリサーチすることをお勧めします。

留学は強い志があれば全く難しいものではなく、むしろとても楽しく刺激的なものなので、臆せず飛び込んでみたらどうでしょうか。

SVA ファインアート科合格 Hirokaさん

 

Hirokaさん

2013年度

SVA (School of Viasual Arts)

Fine Arts科入学

 

 

 

 

P.Iに来たきっかけはなんですか?

私はファインアートのバックグラウンドがなく、大学受験を決めた後、ポートフォリオを作る場所としてこの学校を選びました。私はP.Iにくる前2年制のコミュニティカレッジを卒業し、その後OPTという就労ビザで一年働いたので大学の受験方法や、TOEFLに関しては特に問題はありませんでしたが、ポートフォリオをだせといわれて、鉛筆もあんな細長く研いだことないし、オイルとアクリルの違いも分からないし、どうしたもんだ...ということで入学を決めました。

この学校で得たものはありますか?

アートの技術的なことはもちろんですが、一番はたくさんのアーティストとの出会いです。異なる文化圏から、先生や大学入学を目指す者の他にも、フォトグラファーからデザイナーまで、ニューヨークでもう何年も活動している人達もたくさんいます。自分とは違うバックグラウンドだけど、同じモノに価値観をおく人達と出会い、交流できることは何より自分がニューヨークでアートに身をおく生活の中で、孤独で、先の見えない怖さに襲われたときの、大きな励みになります。

今、P.Iに通っている学生へ向けてのアドバイスはありますか?

人前で話すのが苦手なひとは、慣れる努力をしておいてください。読解力にまだ自信がないひとは、せめてボキャブラリーの知識を増やしておくといいと思います。大学に入ってから先生の講義や、批評がいまいち分からないというのは授業料がもったいない。すごい大事なことをいっているのに聞き逃したというのは残念です。あと、大学選びは、アドバイザー任せにするのではなく自分に合った条件の学校を十分リサーチして決めるといいと思います。同じ専攻でも学校によって学べることや使える設備は大きく違いますし、立地によって生活も全く異なります。

また、留学を考えてる人へのアドバイスはありますか?

何が留学という選択肢を踏みとどまらせているのかは人それぞれだと思いますが、覚悟したもん勝ちでしょう。来てからは後悔する暇もなく苦労することが山ほどあります。私が昔とっていた大学のプログラムでは30歳以上で経験なしなんてざらでした。街全体が、新しいことを始める人、お互いの選択をリスペクトしているような雰囲気を感じます。来たら分かります。 日本を離れてすぐの頃、日本ではスムーズにできたことが、こちらではうまくいかない。日本人、自分、の基準が全く通用しない、ツライツライツライ、、から、逆にそれがおもしろくなってくる、西洋の視点から日本をみる、新しい発見をしたときや、がんじがらめになっていたルールがもう自分には必要ないと思えたときにであう新鮮な喜び、自由な自分を見つけてほしいです。 たとえ思いつきでもやってみたいと思ったら最初の気持ちを大事にしてください。だめだったら帰ればいいんです。そして周りに反対する人がいる人は、自分を応援してくれる人と一緒にいてください。

現在はどのような活動をしてますか?

現在はSchool of Visual Arts のFine Arts専攻で3年生です。絵や立体造形もしますが、プログラミングからビデオまで、いろんな表現方法のクラスをとっています。ストリートからゴミを拾ってきたり、スーパーにいっておもしろいものを買いあさったりしています。Experimentation is encouraged. あとは学校のプログラムのお仕事で、日本の美大生に授業の通訳をしています。

Brooklyn College ファインアート科合格 Kumiさん

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2014年度

Brooklyn College (CUNY - ニューヨーク市立大学)

Fine Arts科入学

Kumiさん

 

 

 

 

 

P.Iに来たきっかけはなんですか?

日本にいた頃、本場ニューヨークで真剣にファインアートを学びたい、と思い美術大学の受験を決心しましたが、入試に必要なポートフォリオの制作はアート経験のない私にとって大きな壁でした。英語も儘ならない状態で単身海外に飛び出し、何の知識も無いまま受験に挑むのは無謀ではないかと考えていたところ、ネットでP.Iのことを知りました。実際下見に訪れ、スタッフの方にお会いし、学校の雰囲気や授業風景を見たとき、胸の高鳴りを覚えました。アートと英語に打ち込めるこの環境で目標達成まで邁進したいと思い、P.Iへの入学を決めました。

この学校で得たものはありますか?

基本的な知識はもちろんのこと、アートに対する姿勢、精神力を養いました。自分のアイディアを紡いで形にすることの喜びや苦難を知り、より一層表現の世界に惹かれ、アートへの関心を高めることができました。またそんな中で、志を同じくする仲間に出会い、それをサポートしてくださる熱心な先生に出会い、ニューヨーク生活の糧を得ることができました。それぞれの道に進んだ今でも、お互いを励まし高め合える仲間は私にとって一生の宝です。

今、P.Iに通っている学生へ向けてのアドバイスはありますか?

ポートフォリオ制作に英語の勉強に、と忙しない日々を送っておられると思いますが、折角ニューヨークにいるので、気分転換にはこの街に溢れるアートや文化に触れ、探索してみるのが良いかと思います。そこからわき上がるインスピーレーションは、アートにおいても勉強においても大きな原動力になりますし、視野を広げるきっかけにもなると思います。 辛いことも沢山あると思いますが、どうかどんなときもアートを学べる喜びを感じ、秘めた可能性を無駄にせず勇敢に壁を乗り越えていってください。

また、留学を考えてる人へのアドバイスはありますか?

留学を考えている方には、あれこれ悩まず実行に移すことをお勧めします。考えるだけの時間は勿体ないですし、ときには思い切りも必要だと思います。P.Iには私のように他分野で日本の大学を卒業し、アート未経験の状態から新たな挑戦に踏み出す学生や、社会に出てから夢と向き合い留学を決めた学生など、様々な経歴を持った人が切磋琢磨しながら日々奮闘しています。最初は戸惑うこともあるかと思いますが、P.Iで過ごす日々の中で次第に英語力もアートも磨かれ、不安も解消されていくだろうと思います。皆さんの果敢な行動を期待します。

現在はどのような活動をしてますか?

現在はBrooklyn Collegeでファインアートを学んでいます。2014年の秋に入学し、やっと初めてのセメスターを終えたばかりですが、毎日が新しい発見に満ち充実したものとなっています。アジア人もあまり見かけず、まして留学生のほとんどいない環境で、地元の学生達に混じり勉強に明け暮れています。アートの実習授業では毎回出される課題に追われ、試験期間には多忙を極めましたが、自分のつくった作品が校内で飾られているのを目にすると、活力がみなぎりモチベーションが保たれます。今後は自主制作にも積極的に取り組み、学業と併行してどんどん新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。