2014年度
Brooklyn College (CUNY - ニューヨーク市立大学)
Fine Arts科入学
Kumiさん
P.Iに来たきっかけはなんですか?
日本にいた頃、本場ニューヨークで真剣にファインアートを学びたい、と思い美術大学の受験を決心しましたが、入試に必要なポートフォリオの制作はアート経験のない私にとって大きな壁でした。英語も儘ならない状態で単身海外に飛び出し、何の知識も無いまま受験に挑むのは無謀ではないかと考えていたところ、ネットでP.Iのことを知りました。実際下見に訪れ、スタッフの方にお会いし、学校の雰囲気や授業風景を見たとき、胸の高鳴りを覚えました。アートと英語に打ち込めるこの環境で目標達成まで邁進したいと思い、P.Iへの入学を決めました。
この学校で得たものはありますか?
基本的な知識はもちろんのこと、アートに対する姿勢、精神力を養いました。自分のアイディアを紡いで形にすることの喜びや苦難を知り、より一層表現の世界に惹かれ、アートへの関心を高めることができました。またそんな中で、志を同じくする仲間に出会い、それをサポートしてくださる熱心な先生に出会い、ニューヨーク生活の糧を得ることができました。それぞれの道に進んだ今でも、お互いを励まし高め合える仲間は私にとって一生の宝です。
今、P.Iに通っている学生へ向けてのアドバイスはありますか?
ポートフォリオ制作に英語の勉強に、と忙しない日々を送っておられると思いますが、折角ニューヨークにいるので、気分転換にはこの街に溢れるアートや文化に触れ、探索してみるのが良いかと思います。そこからわき上がるインスピーレーションは、アートにおいても勉強においても大きな原動力になりますし、視野を広げるきっかけにもなると思います。 辛いことも沢山あると思いますが、どうかどんなときもアートを学べる喜びを感じ、秘めた可能性を無駄にせず勇敢に壁を乗り越えていってください。
また、留学を考えてる人へのアドバイスはありますか?
留学を考えている方には、あれこれ悩まず実行に移すことをお勧めします。考えるだけの時間は勿体ないですし、ときには思い切りも必要だと思います。P.Iには私のように他分野で日本の大学を卒業し、アート未経験の状態から新たな挑戦に踏み出す学生や、社会に出てから夢と向き合い留学を決めた学生など、様々な経歴を持った人が切磋琢磨しながら日々奮闘しています。最初は戸惑うこともあるかと思いますが、P.Iで過ごす日々の中で次第に英語力もアートも磨かれ、不安も解消されていくだろうと思います。皆さんの果敢な行動を期待します。
現在はどのような活動をしてますか?
現在はBrooklyn Collegeでファインアートを学んでいます。2014年の秋に入学し、やっと初めてのセメスターを終えたばかりですが、毎日が新しい発見に満ち充実したものとなっています。アジア人もあまり見かけず、まして留学生のほとんどいない環境で、地元の学生達に混じり勉強に明け暮れています。アートの実習授業では毎回出される課題に追われ、試験期間には多忙を極めましたが、自分のつくった作品が校内で飾られているのを目にすると、活力がみなぎりモチベーションが保たれます。今後は自主制作にも積極的に取り組み、学業と併行してどんどん新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。